山口県指定文化財の競演
やまぐち伝統芸能まつり
内容
山口県内には、様々な無形(民俗)文化財が伝承されています。そのそれぞれが、各地域の豊かな風土を土壌にして、独自の発展を遂げた地域アイデンティティーそのものともいうべき貴重な財産です。山口県を代表する伝統文化に触れて、地域の魅力を再発見してみませんか。
【出演団体と時間】
13:00 島田人形浄瑠璃芝居保存会(光市)
13:30 山代白羽神楽保存会(岩国市)
14:00 大波野神舞保存会(田布施町)
14:30 山口鷺流狂言保存会(山口市)
15:00 俵山女歌舞伎保存会(長門市)
【出演団体紹介】
山口県無形民俗文化財
島田人形浄瑠璃芝居保存会(光市)
里人から「祇園さま」として親しまれ敬われてきた松浦神社で、8月4日と5日に奉納上演される人形浄瑠璃芝居です。室町時代、島田川河口の島田庄に疫病が流行したときに、農民たちが、病気が治まることを願い、串を刺したキュウリに着物を着せて人形とし、人形浄瑠璃芝居を奉納したのがはじまりといわれています。
山口県無形民俗文化財
山代白羽神楽保存会(岩国市)
9月17日の人丸祭宵祭、11月2日の白羽神社秋祭夜殿祭、12月13日の天神祭宵祭に、白羽神社舞殿で舞われる神楽です。 江戸時代に、相次やぐ飢饉や疫病の流行に悩まされた農民が、穀物の豊かな実りと悪疫が逃げ去るように願いをこめて、12座の神事として始めたと言い伝えられ、後に芸州の神楽を取り入れたと言われています。
山口県無形民俗文化財
大波野神舞保存会(田布施町)
大波野の4地区に伝わる神楽で、お囃子に使う鉦に刻まれている銘から、起源は天明元年(1781)以前と考えられ、舞子の持ち物が重んじられることや、曲目に出雲神話が語られることなどから、出雲流の神楽に属するものではないかといわれています。演じ方に中世以前の芸能を思わせる部分が多く残っていて、注目されています。
山口県無形文化財
山口鷺流狂言保存会(山口市)
江戸時代の狂言には、大蔵・鷺・和泉の3流がありましたが、幕府の崩壊によりその後ろ盾を失い、大蔵・和泉の2流は復興したものの、鷺流は中央ではとだえました。その中で、萩藩お抱え狂言に源流を持つ山口の鷺流狂言は、新潟県佐渡などとともに、全国で数少ない伝承地の一つとして、大切に伝えられています。
山口県無形民俗文化財
俵山女歌舞伎保存会(長門市)
嘉永4年(1851)8月の火災で焼けた俵山温泉の復興を機に招かれた歌舞伎興業の一座が、各地での巡業を終えると俵山に帰って、神社で芝居を奉納をするようになり、明治以降、この地に住み着いたといわれています。一座は、女性ばかりで作られ、「雛勝芝居」「俵山女歌舞伎」などと呼ばれ、今も、その芸が伝えられています。
主催等
- 主催
- 山口県伝統芸能保存会連絡協議会
- 共催
- 公益財団法人長門市文化振興財団
- 後援
- 山口県、山口県教育委員会、長門市、長門市教育委員会、山口県文化連盟、長門文化協会、長門時事新聞社、ほっちゃテレビ、FMアクア
- その他
- イオンワンパーセントクラブふるさと未来支援事業助成
お問い合わせ
電話0837-26-6001
(お問い合わせ受付時間9:00~22:00 チケット受付時間9:00~17:00)
メールでのお問い合わせ(※ご返信に2~3日程度かかります。お急ぎの方はお電話ください。)
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